今回は「Yanyin-Canon Pro」をご提供頂きましたのでレビューしていきます🍀*゜
それではいきましょう!!
開封・外観



イヤホン本体
レザー調のケース
4.4mmノーマル2pinケーブル
3サイズのイヤーピース×2種
スイッチ切り替え用のSiMピン
製造番号が書かれたカード

個体によって各色のバランスが違うみたいですが、自分が今回送っていただいたものはとてもバランスが良いFPで美しいです✨️


指で切り替えるのは難しいので付属のSiMピンを使って切り替えしてください
後ほどスイッチの切り替えの音についても記述しますのでぜひご覧下さい✨
スイッチ上部には小さめのベントがあります
ノズルは太すぎず細すぎずでちょうどいいです
またノズルにはややかえしがついていてイヤーピースが抜けにくいようになっています
イヤーピースを傷めるほどではないです

強度もかなりあるので持ち運びで壊れる心配はないですね!

リキッド系のイヤーピースの質がとても高いです!
厚みもあってこれ単体でもクオリティの高さを伺えます😮

スペック

パッケージ裏にあるスペック表です
細かい部分は販売リンクから確認してください
m(_ _)m
音の印象
再生環境
NW-ZX707
(ケーブル、イヤーピースは付属品にてレビュー)
スイッチ機構について

どちらもオフ(高域強調モード)
最高音がものすごく伸びるようになります。
キンキンした伸び方ではなく、優しさはありつつもキラキラしているという余裕のある高音域を表現してくれます。
また余韻が綺麗に残るのもこのモードの特徴な気がします。
一方で中音域のボーカルやヴァイオリンの音は少し後ろに引いてしまう印象でした。
しかし、やや引くとはいえ、元の中音域のメリハリがしっかりしているのでデメリットになるほどではないと思いますね。
フルートソロの楽曲に非常に相性が良かったです!
1だけオン(イコライザーモード)
おそらくこれが一番基準となる音ですね
個人的にはこれが一番好きでした!
このモードについてはこの後詳しく触れますね
どちらもオン(低域強調モード)
低域強調という名前ではありますが、複合DDのようなずっしりとした低音になるわけではなく、低域に厚みと滑らかさを出す感じです。
他のモードよりやや音場が広くなる印象です。
深みが出るため、コントラバスのピッツィカートのような音との相性が良いと思います。
クラシック以外で見てみると、ドラムの弾むようなテンポ感がより細かに表現されるため、ポップに楽しむことができます。また、サブベースも主張が出てくるため、それらを楽しみたい人はこれがいいと思います。
一方で全体的にやや解像度が落ち、メリハリ感は弱くなる気がしました。
全体的な印象
ここからはバランスモード(スイッチ1だけオン)の状態で深堀していきます!
まず最初に持った印象が、「ドンシャリのいい部分滑らかさと骨伝導ドライバのようなヴォーカルの明瞭感」でした!
特にドラムのスネアとの相性が非常に良いです🥁
音場は横にやや広い感じはしますが、広大なディティール感って言うほどではないですね。
音は暖色傾向、寒色傾向どちらも持っているような感じで、曲によってそのイメージが少し違うのが面白いですw
この特徴は他のイヤホンではなかなかない、Canon Proならではのものなのかなと思いますね🤔
また今回自分が本当に良かったと思うのが、ドライバー同士の繋がりの自然さなんです!
6BA+1DDのマルチドライバー構成なのですが、ドライバー同士の繋がりに違和感が一切ないんです!
最低音から最高音までとても滑らかで、マルチドライバーであることを感じさせないんですよね(⊙⊙)
複数ドライバーのドライバー同士のつなぎの部分に違和感があるから聞き疲れするイヤホンも多く、それが苦手な方も多いのではないでしょうか?
そのような方にこそぜひ試して見て欲しいですね
生音でも打ち込み系の音でもどちらも良さを発揮出来ると思います!!
この数値は良し悪しを表すものではなく、あくまで音の傾向のイメージです。
低いから悪い、高いから良いというグラフではないことをご承知おきください。
※寒暖については数値が大きいほど暖色傾向です。
低音域
低音域は沈み込みがしっかりしている鳴り方です。
サブベースも聞きやすいです!
特にドラムの表現が非常に良く、キックの音がここまで美しく出るイヤホンもなかなか珍しいですね!
多DDのような重たさはありませんが、低音を感じ取るには十分出ます。
歪みがほとんどないので長時間聞いていても疲れない低音感なのは個人的にかなり高ポイントです!
中音域
中音域のヴォーカル表現がとてつもないです(´・ω・`)
まるで骨伝導ドライバーのイヤホンみたいにとても近くで歌います!
低音と高音に特徴が出るイヤホンだと中音域が1歩引いてしまうことが多いのですが、これはもはや中音域でも主張してきますw
しかもガサガサした潰れた声ではなく、透明度の高い音で表現してくれるのでポップスからロック、クラシックまでどんなジャンルでも綺麗に聞こえます
中音域が得意なイヤホンって最近数多く出ていますが、チューニングでそこだけ盛り上げているものも多い中、Canon Proでは違和感なく近くにヴォーカルを感じられるというのは特徴的だろ思います。
高音域
高音域の伸びがとんでもないです✨
それも耳に刺さるキンとした高音ではなく、主張はするけれど全体に艶を与えるような高音で美しいです。
スネアのような金属音とグロッケン(鉄琴)のような金属音で表現が一切異なり、その都度にベストな高音を選んで鳴らしているようなイメージでした。
金属筐体の余韻のようなものは少ないですが、伸びと煌びやかさは十分すぎるくらいです!
気になった点
まず初めに、あくまで私が個人的に気になった点のため、他のユーザーからしたら気にならない部分や、逆にそれで良いという点がある可能性もあります。
今回あまり気になった点はなかったのですが、強いて言うなら、ベント部分のフィルターがかなり外れやすいです。この個体だけかは分かりませんが。
そこで音が変わるかどうかは難しいですが、気になる方は注意した方がいいかもしれないです⚠️
自分のものは右側が取れた状態で届き、左側もレビュー中に自然とポロッと取れてしまったので元々取れやすいのかなって思います🤔
あと、プラグのメッキが少し厚いようで、ものによっては抜き差しが少しキツいことがあります。
個体差なのかもしれませんが、気になる方はお気をつけください。
と言っても使い勝手に問題があるほどではないんですけどね。
無理矢理扱うとメッキが削れる原因になるため優しく扱いましょう。
おすすめの楽曲
【パッヘルベル】カノン
Canonという名前だからとりあえず「カノン」を聞きましょう!
個人的にこの方のピアノすごい好きでよく聞くんですよー
【Händel】Rinaldo-Cara sposa
この曲大好きなんですよw
Canon Proでこれを聞くと、ヴァイオリンの美しさと歌声の美しさが艶やかに感じ取ることができ、満足度の高い音楽体験をすることができると思います。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
とてもクオリティの高いイヤホンで、個人的にかなり好みの音でした!
音の傾向的には優等生っていうイメージで、スイッチ機構も組み合わせるとどんなジャンルにでも合うので、このイヤホンがオーディオのゴールになる人もいるのではないでしょうか?
今までスイッチ機構付きのイヤホンはいくつか触ったことがあるのですが、「基準の音に無理やりフィルターを被せた」みたいなものも多いんですよ。それが違和感でスイッチいじる意味ないんじゃない?っていうことも多かったのですが、Canon Proは全くそんなことはありませんでした!
スイッチひとつひとつに意味があり、まるで全く異なるチューニングをしたかのようなリスニング体験ができました!
言っちゃえば1つ分の価格で3つのイヤホンを買ったみたいな感覚ですw
リケーブルやイヤーピースの交換でも変化を感じられます!
付属品のクオリティーがかなり高いので今回はあえて触れませんでしたが、気になる方はどういう音で聞きたいかコメントいただければおすすめのリケーブル、イヤーピースをお答えしますので、どしどしコメントください!w
気になった方はぜひ商品ページを確認してみてください✨
気になることがあればぜひコメントいただければできる限り返信しますので、気軽にお声かけください😊
分からない用語がありましたらページ上部の「ポタオデ用語集」、もしくはこちらから確認できますので是非見てみてください!
ではまた次のレビューでお会いしましょう👋
販売リンク
【linsoul audio】
【amazon】
【AliExpress】

最後に
本記事作成において、製品をご提供くださったLinsoul_JP様、本当にありがとうございました。
※本レビューにつきまして、メーカー様からの金銭の受け取りはなく、内容に関する指示もありません。本レビューは「のぶ」自身が感じたことを素直に執筆しております。
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